合格率と必要な受験対策について

看護師免許を取得するために必要となる看護師国家試験は合格率が高さが特徴です。年度によって若干の違いはありますが、平均合格率90%と高い水準をキープしています。とはいえ、毎年全体の10%の受験生は不合格となっているため、気を緩めずにしっかりと受験対策を行うことが大切です。

受験対策は過去問や参考書を利用した反復が基本ですが、ただ闇雲にやっていても意味がありません。看護師国家試験は大きく必修問題、一般問題、状況設定問題の3科目で出題されるため、得手不得手を見極めて取り組む必要があります。

特に試験で出題される3科目の中でも重要となるのが必修問題です。必修問題は文字通り看護師として仕事をしていく上で求められる知識が問われます。そのため、一般問題や状況設定問題をミスなくクリアーできても必修問題の基準をクリアーできなければ無条件で不合格となるので注意が必要です。合格のボーダーラインは50問中40問以上と比較的高めに設定されています。学校で教えられたことを身に付けていれば問題なく解くことはできますが、プレッシャーによるケアレスミスで不合格になる人も少なくありません。

平常心で試験に臨むために実戦さながらの模擬試験を行って経験を積むことが合格の秘訣です。看護師国家試験は午前と午後の2回に分けて行われ、時間はどちらも160分と決められています。一般問題は130問と多めになっているので、模擬試験では時間配分を考えておくことも忘れないようにしましょう。